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長崎市近郊・長与町

谷口動物病院

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.095-855-1237

〒851-2127 長与町高田郷1800-10

ワクチンワクチン

狂犬病

狂犬病は実際に日本では昭和30年代を最後に、発生があったという報告はされておらず、日本には狂犬病は絶滅したのではないかという説もあります。現在、予防注射の主な目的は、海外からの進入を防止と言う観点であると思われます。検疫をしっかり行えば、進入を防ぐことができると考えられますが、検疫を行わず国内に入ってくるものがいる可能性が高く、予防接種が現時点で最も効果的な発症抑制であると考えられます。

 接種における注意とポイント
 法律で毎年1回の犬の狂犬病予防注射が義務づけられています。4月から6月、自治体主催の公園等の注射、または動物病院(通年実施)のいずれかで接種が可能です。

犬の混合ワクチン

予防可能な病気
 ジステンパー

 人間のはしかによく似た病気で、風邪をこじらせたような症状が続き長い期間わずらい、結果的に治癒しないことが多い病気です。仮に治癒しても神経症状の後遺症に悩まされることが多い病気です。
 
パルボウイルス感染症・コロリ病
 真っ赤なトマトジュース様の血便と嘔吐を繰り返し、脱水をおこすものと、前日まで元気にしていた子犬が翌日突然死亡してしまうものもあります。
 
犬アデノウィルス感染症
 嘔吐、下痢などを症状とする肝炎を起こすものと、咳・鼻水などの症状を主とする肺炎を起こすものがあります。
 
パラインフルエンザ感染症
 他のいろいろな病原体と一緒になって気管・気管支・肺炎を起こし、咳、鼻水などの症状が現れます。
 
レプトスピラ感染症
 元気消失、嘔吐、下痢などの症状を主とする黄疸になるものと腎不全になるものがあります。他の病気と違い人にもうつります。

接種における注意とポイント
 子犬は胎盤や母乳を飲むことによって母親から免疫を譲り受けますが、この免疫は約2カ月で消失してしまいます。2カ月以前に接種しても母親からもらった免疫とぶつかりあって、うまく免疫ができないこともります。あるいは母犬が全く免疫を持っていない場合は当然免疫は移行しません。
 ワクチンは病気そのものを防御するものではなく、防御するものを作り出すものです。さらに、1回目と2回目以降では作られるものが違います。実際には違うのですが、わかりやすいたとえで言うと1回目は設計図と試作品、2回目以降はそれを元にした製品の様なものです。また、1回目のワクチンの効力は約1ヶ月、2回目以降は約1年持続します。従って、完全な予防効果を期待するならば、初年3〜4週間間隔で2回、以降1年おきに接種が必要です。

猫の混合ワクチン

予防可能な病気
 猫ウイルス性鼻気管炎 猫カリシウィルス感染症 猫クラミジア感染症

 原因となっているウィルスが2種、クラミジアが1種ありますが、症状、治療ともほとんど同一のため、あわせて「猫の風邪」と呼んでいます。毎年冬を中心に大流行します。
 くしゃみ、鼻水、目やになどで顔のまわりが汚れる、元気、食欲の減退、発熱などの症状があり、進行すると死に至ることがあります。
猫汎白血球減少症(パルボウィルス感染症)
 ウィルス性の伝染病で発熱、嘔吐、下痢などの症状がでます。
 有効な治療法が少なく、子猫がかかるとかなり高い確率で死亡します。

猫白血病
 ウィルス性の病気で発熱、下痢、リンパ節のはれなどの症状がでます。
 ウィルスに感染しても必ず発病するわけではなく、寿命を全うするものもいます。発病すると、約80%が6ヶ月以内に死亡します。延命治療でも約1年で死亡します。
 感染している猫に接種できますが、効果はありません。


接種における注意とポイント
基本的な防御のシステムは上記犬とほぼ同様です。従って、完全な予防効果を期待するならば、初年3〜4週間間隔で2回、以降1年おきに接種が必要です。


Taniguchi small animal ClinicTamiguchi small animal clinic

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TEL 095-855-1237